永遠の魔法 (シルエット・ディザイア)Jennifer Greene/著 宮沢ふみ子/訳
(1996/04) 156ページ
エアリアルの経営するギフトショップは子供たちのたまり場だった。その日もお下げ髪の少女がマジックコーナーにいるのを見つけ、子供好きの彼女はいつものように話しかけた。「あなたのお名前は。ママはどこ」「あたしはキラー。ママは出ていっちゃったの」鼻の頭の汚れや膝のすり傷から少女の家に女性がいないことがわかる。強がっていても本当は寂しくていかたがないのだろう、エアリアルが手品を披露するとなかなか帰ろうとしない。キラーの話からすると、父親はこちこちの現実主義者のようだし…。ところがキラーが帰って、エアリアルは気がついた。どうやらあの子は店のものを万引きして帰ったらしい。そして数日後、こちこちどころか男らしくて魅力的な父親とともに、キラーが万引きした品物を返しにやってきた。