雑貨&ロマンス

〜雑貨&既読ロマンス本のあらすじ・感想〜

「春のとまどい」 ビリー・グリーン N-293 

春のとまどい (シルエットスペシャルエディション)
Billie Green/著 室町ゆかり/訳
(1989/06) 220ページ

グリーンレイ・エーカーは、南カリフォルニアにある保養所。広々とした自然の中に建てられた豪華な建物の中では、“患者”と呼ばれる裕福な長期滞在者たちが、奇妙な共同生活を送っていた。アマンダは帳簿係の仕事を求めて、グリーンレイにやってきた。看護婦のジニーの案内で建物の中を見て回るうちに、長期滞在者の1人、バクスター夫人が突然人前で踊りだし、周囲の人たちも巻きこんで大騒ぎになってしまう。夫人はさらにキッチンに駆けこんで、パイを手にして出てくると、止めに入ったジニーの顔にぶつけて喜んでいる。アマンダは、その騒ぎに思わず笑みを浮かべた。そのとき、彼女の目に、もう1人の笑顔が映った。ダニーだった。彼のやわらかな灰色の瞳にアマンダは笑みさえ忘れ、見知らぬ土地で、初めて心が通じあう相手に会えたような気がした。だが、彼もグリーンレイの長期滞在者で、サザランド症という難病の犠牲者だと聞かされ、アマンダはがくぜんとするのだった。

「無口なキューピッド」 パトリシア・ヘイガン N838 

無口なキューピッド (シルエット・スペシャル・エディション (N838))
無口なキューピッド
(シルエット・スペシャル・エディション (N838)

Patricia Hagan/著 島野めぐみ/訳 
ハーレクイン (2000/09) 220ページ

保養所で栄養士として働くジャッキーは、別居中の夫が離婚の手続きをとったことを聞かされた。すでに愛は冷めていたものの、やはり心の痛みを覚えた。追い打ちをかけるように、保養所の入所者で、よき相談相手でもあったリビーが帰らぬ人となる。リビーはジャッキーに思わぬものを遺贈していた。山奥の百エーカーはあるクリスマスツリー・ファームだ。ジャッキーは人生をやり直そうとその農場への引越しを決意する。ところが、初日から立ち往生。車のタイヤをわだちにとられたところを救ってくれたのが、たくましいサム・コルトンだった。コルトン家と故リビーのあいだには確執があり…。