夜におびえて (シルエット・ラブストリーム)Merline Lovelace/著 安倍杏子/訳
ハーレクイン (2001/10) 220ページ
モリーは半年前、あこがれのラスベガスで暮らし始めた。だが、数週間前に隣に引っ越してきたサム・ヘンダースンが楽しい日々に影を投げかけた。ひと晩中流しつづけるカントリーミュージックのせいで、ろくろく眠れなくなったのだ。ある夜、モリーはついに我慢の限界に達して苦情の電話をかけた。ところが、受話器から聞こえてきたのは命乞いの声と銃声。隣人が銃で撃たれたんだわ!モリーは急いで警察を呼んだが、当のサムはぴんぴんしていた。結局、間違い電話をかけていたことが判明し、着信記録から犯人に所在を知られた可能性があると言われた。はたして翌日、何者かが自宅に侵入してくるに及び、恐怖に駆られたモリーはサムの家に逃げ込んでいた。
欠陥飛行機で事故に遭い、不本意にも臨時退役軍人となったサムは、後遺症のせいで毎晩眠れないほどの頭痛に悩まされている。
そのうえ、ビール狂いの偏屈な隣人(誤解なんだけど)、モリーになにかと文句を言われ、かなりおかんむり。
それでも、彼女が狙われているとわかると、公平に、冷静に、的確に、いろいろ力になってくれます。
得点、高いです。
が、強い男のお約束か、心配されたり意見されたりすると、弱いところは見せられない、とばかりにマッチョぶるんですねえ。
でも、モリーも負けておりません。
「いつか試してみれば。気に入るかもしれないわ」 by モリー・ダンカン
やっぱ、上手いわ、ラブレース。
「アメリカ空軍士官として、国防総省や世界各地の基地で二十三年間を過ごしたのち、小説家に転身」しただけに、軍関係の話はリアリティがあります。


