危うい幸せ (シルエット・ロマンス)Elizabeth August/著 小林町子/訳
(1997/11) 156ページ
アミーリァは幼い子を連れ、安いレストランで働いていた。ある日、そこへ長身で彫りの深い顔立ちの男性客が来た。彼はアミーリァを観察するかのように、長い間、店を去らなかった。仕事を終え帰宅した彼女は、驚きのあまりその場に凍りつく。向かいの部屋から、あの客が出てきたのだ。彼はアミーリァを見るに賞賛の色を浮かべ、手を差し出した。「ダルトン・ソーンだ。向かいで暮らすんだ、仲よくしよう」アミーリァの胸は高鳴りだした。一目惚れ―まさか自分の身に起こるなんて。一方、ダルトンも彼女の魅力に心を奪われていた。余計なことを考えるな。ここへ来た目的を忘れるんじゃない。彼は厳しく自分を叱りつけた。