連れ戻された婚約者 (ハーレクイン・アフロディーテ 62)Jayne Ann Krentz/著 山口絵夢/訳
(2008/07) 188ページ
デボンは大牧場主のガースにプロポーズされたが、彼の求めるような従順な妻にはなれないと感じた。時が経てば、彼の気持ちも冷めるだろうと思い、しばらく別の地で過ごさせてほしいと願い出た。一年の猶予をもらい、デボンは新しい生活になじんでいった。ところが予想とは裏腹に、きっかり一年後、ガースが迎えにやってきた― その瞳にあの日と変わらぬ情熱の炎を燃やしたままで。そして、自分たちはやはり合わないとデボンが主張するのも構わず、ガースは強引に彼女を自宅へ連れ帰った。
原書(Saxon's Lady)が手に入らなくて読むのあきらめてたのに、まさかの翻訳で、ひさびさにハーレクインを新刊買いしてしまった。
やはり、ステファニー・ジェイムズ名義の作品だけあって、「きみにとって何が一番いいことなのか、僕にはちゃんとわかってるんだ」なヒーローと、いつも正しい彼にイライラして反発しながらも、結局は性格の真面目さと優しさで、彼を愛してるんだわ、と自覚するヒロイン。
ジェイムズのって、先に告白するのはいつもヒロインなのよね。
で、×イチなのはたいがいヒーローのほうで、前妻は、なんでソンなのと結婚したのよ、って程けちょんけちょんな女性なのよねー。
気のいいデボンは、彼はそんなめにあっていい男性じゃないわ、って思うんだけど、そんなけちょんけちょんな女性を選んだの、彼だからねぇ。。。
それにしても、このガース。かなり辛抱強いです。
デボンと知り合ってから、1年以上も「友情」の枠を出ず、婚約してからも自分の目の届かない場所で、一年間も自由にさせるなんて、所有欲過多で即肉体的行動に出るのが多いジェイムズヒーローにしては、珍しい。
いつもは自信のあるヒーローが、彼女のことに関しては、これで良かったのだろうかと思い悩んでるのも、なかなかよろしかったですわ。
そしていつものように、家族が出てきて、気にいい家政婦さんがいて、小さな街のごたごたがあって、ちょこっと犬も出てきて、と、クレンツらしいお話でした。
でも、やっと読める嬉しさで、ちょっと期待しすぎた、かな。
具体的に何を期待してたのかは、自分でもわかんないんですけどね(笑)


